入学試験の難易度

自分の志望する学校の入学試験に、どの程度の確率で合格することができるのかという問題は、中学受験を控えた生徒や、その保護者にとって気にかかるところです。その種の問題について考える時には、「志願倍率」「応募倍率」「実質倍率」などといった言葉の意味・用法を正しく理解しておくことが大切です。

それらの中で、「志願倍率」「応募倍率」はいずれも同じ意味で、願書を提出した人の数を、募集人員数で割った数値のことを指します。この数値は、受け入れ側の学校で、前年に比較して、今年の出願状況がどのように変化したのかを知るために役立ちます。

ただ、実際の入学試験では、願書を出しながらも受験しなかったり、募集人員よりも合格者の方が多かったりする事例が存在します。また、一枚の願書を提出するだけで、複数回の試験に対する出願をすることができる場合、試験回数の進行にともない、欠席者が増えるというケースも見受けられます。それらの事情により、志願倍率は、受験する側の人間が、各学校の試験の難易度を知るための目安とするには無理があります。そのような問題を解決するためには、受験者数を合格者数で割った実質倍率(実質競争率)をチェックすることをおすすめします。